マレーシア移住・教育移住者向け

マレーシアで日本人が
開設しやすい銀行
口座比較【2026 年最新版】

「どの銀行が作りやすいか」 はビザの種類・支店・タイミングで大きく変わります。Maybank・CIMB・UOB・Public Bank・HSBC・RHB の 6 行を、日本人が実際に重視するポイントで徹底比較しました。

📅 2026 年最新情報 | 約 10 分で読めます

マレーシアの銀行事情|まず知っておくべきこと

マレーシアの銀行口座は「銀行ごとの差」 より「支店差」 がかなり大きいのが特徴です。同じ銀行でも、外国人 OK の支店と NG の支店が普通に存在します。ビザの種類によって難易度も大きく変わり、「作りやすさ」 と「生活で困らないか」 が日本人移住者が最も重視するポイントです。

💬 こんな実体験がよく報告されています

「Guardian Visa で断られた」
「Student Visa 申請中で困った」
「Wise だけでは不便だった」
「英語に不安があって窓口に行けなかった」

こうした経験を踏まえ、この記事ではビザ別・目的別に現実的な選び方を解説します。

まず結論|日本人におすすめ銀行 TOP6

どれを選ぶかはビザと目的次第です。まずは全体感をつかんでください。

銀行 作りやすさ 日本語対応 日本人人気 アプリ 特徴 こんな人向け
Maybank 最大手で安心 初めての移住
CIMB × アプリが使いやすい キャッシュレス重視
UOB × 外国人実績あり Guardian Visa
Public Bank 日本語担当支店あり 英語が不安な人
HSBC 外貨・富裕層向け MM2H・高額預金
RHB 外国人慣れ支店あり 法人・外国人利用

※ ◎=比較的充実 / ○=支店差あり / △=限定的 / ×=基本なし

【最重要】ビザ別|どの銀行が作りやすい?

マレーシアの銀行口座開設で最も影響するのがビザの種類です。同じ人でもビザによって難易度が大きく変わります。

ビザ 作りやすい銀行 難易度 備考
Student Visa Maybank / CIMB / UOB 学校レターが必要なケース多い
Guardian Visa UOB / CIMB 支店差がかなり大きい
Employment Pass ほぼ全銀行 給与振込用途で通りやすい
MM2H HSBC / Maybank Priority Banking 案内が多め
Tourist Visa 基本厳しい × 一部支店のみ例外あり
🎓
Student Visa
Maybank と CIMB が比較的対応しやすい。学校から発行されるレター(在籍証明)を持参すると通りやすくなる。ビザ申請中の場合、学校のレターで補完できるケースもあるが支店によって判断が異なる。
👨‍👩‍👧
Guardian Visa
日本人の需要が高いにもかかわらず、支店差がかなり大きいビザ。UOB と CIMB が比較的実績が多い。配偶者・子どもの学校住所を住所証明に使えるかどうかが鍵になることも。外国人対応に慣れた支店を事前にリサーチしてから行くことが重要。
💼
Employment Pass(EP)
最も作りやすいビザ。ほぼ全ての大手銀行で開設可能。会社レター(在職証明・給与振込証明)があれば審査がスムーズ。給与振込口座として設定できるため、会社の指定銀行に合わせる選択も現実的。
🏡
MM2H
HSBC の Priority Banking へ誘導されることが多い。Maybank も対応可能。資産証明がある場合、Priority 口座として柔軟に対応してもらえるケースが多い。FD(定期預金)の提案を受けやすい傾向あり。
🚫
Tourist Visa
基本的に難しい。Wise のデビットカードを中心とした生活が現実的。一部支店では例外的に対応してもらえたケースもあるが、保証はない。ビザ取得後に改めて開設するのが確実。

日本人が銀行比較で本当に気にすること

金利よりも「生活で使えるか」 を重視するのが日本人移住者の特徴です。

重視項目 理由
Wise 連携日本からの送金受け取りに使う
Touch 'n Go チャージ電車・コンビニなど日常生活の必需品
DuitNow 対応現地での個人送金・家賃支払いに使う
デビットカードGrab・Lazada・オンラインで使えるか
OTP の安定性日本 SIM で OTP が届かない問題がある
学費支払いインターナショナルスクールの口座振込に使う
ATM 数・利便性地味に重要。生活エリアに支店・ATM があるか
日本帰国後も維持できるか帰国後に口座が止まらないか
日本語対応英語に不安がある層には大きなポイント

英語が苦手でも口座開設できる?

かなり検索されるテーマです。基本は英語対応ですが、一部銀行・支店では日本語対応の実績があります。ただし担当者依存が大きく、常駐ではないため事前確認が必須です。

⚠️ 「日本語対応銀行」 より「外国人対応に慣れた支店」 が重要
英語が苦手でも、外国人の口座開設に慣れているスタッフがいる支店なら、ゆっくり丁寧に対応してもらえることが多いです。
銀行 日本語対応 条件・特徴
Public Bank 一部支店に日本語担当スタッフあり(担当者の異動・不在に注意)
HSBC Premier 顧客向けに日本語対応あり
RHB 一部支店・担当者次第
Maybank 外国人慣れ支店で対応できるケースあり
CIMB × 基本英語対応

※ 常駐ではなく、担当者の異動や店舗変更の可能性あり。必ず事前に支店へ確認してください。

銀行別詳細比較

銀行 外国人開設 Guardian Wise 連携 TNG アプリ ATM 日本語 特徴
Maybank 最大手で安心
CIMB × アプリ人気
UOB × 外国人実績多め
Public Bank 日本語担当支店あり
HSBC 外貨・富裕層向け
RHB 外国人慣れ支店あり

🏦 Maybank

  • マレーシア最大手。ATM・支店数が圧倒的に多く、生活用メイン口座として最も使いやすい
  • TNG・DuitNow・Wise との連携も充実。日常生活で困ることが少ない
  • 外国人開設の実績も豊富で、外国人慣れ支店を選べば比較的スムーズ
  • 日本語対応は限定的。英語での手続きが基本
  • 向いている人:初めての移住・生活用口座として最初に作りたい人

📱 CIMB

  • アプリの UI が優秀で、オンラインバンキングを多用する人に人気
  • TNG・Wise との連携も問題なし。Grab ペイメントにも使いやすい
  • 外国人開設の実績はあるが、支店によって対応差がある
  • 日本語対応は基本なし
  • 向いている人:キャッシュレス重視・アプリで完結したい人

🌏 UOB

  • シンガポール系銀行で外国人対応の実績が多め。Guardian Visa での開設実績が比較的ある
  • 日本人移住者のコミュニティでよく名前が挙がる銀行
  • ATM 数は Maybank より少ないため、生活エリアの支店位置を確認
  • 日本語対応は基本なし
  • 向いている人:Guardian Visa・教育移住ファミリー

🇯🇵 Public Bank

  • 一部支店に日本語担当スタッフがいることで知られる(常駐ではないため要確認)
  • 英語に不安がある人の選択肢として挙げられることが多い
  • 外国人開設の難易度は比較的高め。書類が揃っていても断られるケースあり
  • 向いている人:英語が不安・日本語サポートが欲しい人

💎 HSBC

  • 外貨送金・国際利用に強い。日本との資金移動が多い人に向いている
  • MM2H ビザホルダーは Priority Banking へ誘導されることが多い
  • 通常口座の開設難易度は高め。資産証明・高額預金が必要なケースあり
  • アプリは充実しており、Premier 顧客向けに日本語サポートあり
  • 向いている人:MM2H・高額預金・外貨管理が必要な人

🏢 RHB

  • 外国人利用の実績がある支店がいくつかある。法人口座需要でも利用されることが多い
  • 一部支店・担当者次第で外国語対応の例あり
  • ATM・支店数は Maybank ほどではないが、生活エリアにあれば問題ない
  • 向いている人:外国人対応支店が近くにある人・法人利用を検討している人

実際によく必要だった書類一覧

書類 必要なケース
パスポート(原本)全ビザ共通・必須
長期滞在ビザ全ビザ共通・必須
学校レター(在籍証明)Student Visa / Guardian Visa
賃貸契約書(Tenancy Agreement)住所証明として全般的に有効
在職証明・会社レターEmployment Pass
公共料金請求書(Utility Bill)支店によって有効な住所証明になる
💡 住所証明が最大のハードル
ホテルや友人宅の住所は認められないことがほとんど。賃貸契約書を早めに取得するか、学校発行のレターで住所を証明できるか確認しておきましょう。

日本人が実際によく困ること

😤
支店によって言うことが違う
同じ銀行でも「A 支店は OK、B 支店は NG」 が普通に起こります。1 回断られても別の支店では通るケースがあります。あきらめずに別支店を試してみることも大切です。
😵
昨日 OK で今日 NG
担当者が変わると対応が変わることも。事前にコミュニティで「最近開設できた支店」 を確認してから行くのが現実的です。
📱
OTP が届かない(日本 SIM 問題)
マレーシアの銀行はマレーシアの電話番号で OTP を送ります。日本 SIM を使っている状態では届かないケースが多いです。現地 SIM を先に取得しておくことが前提になります。
📦
デビットカードの受取問題
口座開設後、デビットカードが郵送で届くまで数週間かかることがあります。住所が確定していない時期は受け取りに困ることも。支店での即日受取が可能かどうかを事前に確認しましょう。
📄
住所証明が足りない
ホテル滞在中・引越し直後で住所証明が用意できないケースが多い。賃貸契約書・学校レター・公共料金請求書のどれかを事前に準備しておくことが重要です。
🗣️
日本語対応スタッフが不在の日もある
日本語担当がいる支店でも、担当者が不在・異動しているケースがあります。事前に電話で確認してから行くことをおすすめします。

Wise だけで生活できる?

かなり検索需要があるテーマです。結論を先に言うと、短期なら可能ですが、長期では現地銀行が必要になります

Wise だけで対応できること
日本からの送金受け取り・Grab やスーパーでのデビットカード決済・ATM からの現金引き出し(月 1,000MYR まで無料)・日常の少額決済全般
🚫
Wise だけでは困ること
インターナショナルスクールへの学費振込(銀行口座からの振込を求められるケース多い)・家賃の口座引き落とし設定・TNG eWallet へのチャージ(マレーシア銀行口座があると手数料なし)・MYR → JPY の送金(現在非対応)
現実的な使い分け
ビザ待ちの間は Wise で対応 → ビザ取得後に現地銀行口座を開設 → 家賃・学費・公共料金は現地銀行、日常決済は Wise デビットカード、という組み合わせが多くの移住者に支持されています。

よくある質問

Tourist Visa で口座は作れますか?
原則かなり難しくなっています。2026 年現在、大手銀行では長期滞在を前提とした審査が一般的で、Tourist Visa だけでは断られるケースが増えています。一部支店では例外的に対応してもらえたケースもありますが、保証はできません。ビザ取得後に再挑戦するほうが確実です。
ビザ申請中でも開設できますか?
支店によります。学校や会社からの「申請中証明」 を持参し、外国人対応に慣れた支店へ行くと対応してもらえるケースがあります。ただし保証はなく、断られた場合はビザ承認後に再度挑戦することになります。
日本に帰国後も口座を維持できますか?
銀行によって異なります。長期間入金・利用がない場合、休眠口座として凍結されるリスクがあります。帰国前に銀行へ確認し、最低残高の維持方法やオンライン管理の設定をしておくことをおすすめします。
子ども名義の口座も作れますか?
作れる銀行はありますが、未成年の場合は保護者のサインや追加書類が必要になることがほとんどです。銀行によって年齢制限も異なるため、事前に各銀行へ確認してください。
ATM カードは即日もらえますか?
銀行・支店によって異なります。即日発行している支店もあれば、後日郵送になるケースもあります。引越し直後や住所が未確定の時期は受け取りに困ることがあるため、事前に支店へ確認することをおすすめします。
初回預金はいくら必要ですか?
銀行・口座の種類によって異なります。通常口座は RM250〜500 程度が多いですが、最低残高の維持が必要な銀行もあります。申し込み前に各銀行の公式サイトまたは窓口で確認してください。
英語ができなくても口座開設できますか?
外国人対応に慣れた支店であれば、ゆっくり丁寧に対応してもらえることが多いです。Public Bank の一部支店には日本語担当スタッフがいることでも知られています。ただし担当者不在のケースもあるため、事前に電話確認してから行くと確実です。
日本語対応の銀行はありますか?
Public Bank の一部支店に日本語担当スタッフがいる実績があります。ただし常駐ではなく、担当者の異動・不在が起こることがあります。HSBC の Premier 顧客向けにも日本語対応の事例があります。最新情報は現地日本人コミュニティで確認するのが最も確実です。

まとめ|「今のビザで作れる銀行」 をまず確保する

「完璧な銀行」 を探すより、まず「今のビザで作れる銀行を確保する」 ことが最優先です。生活が落ち着いてから、目的に応じて 2 行目を検討するのが現実的な進め方です。

  • Student / Guardian Visa なら Maybank・CIMB・UOB を外国人慣れ支店で
  • Employment Pass なら ほぼどの銀行でも可。会社指定銀行に合わせるのも◎
  • 英語が不安なら Public Bank の日本語担当支店を事前確認
  • MM2H なら HSBC Priority または Maybank
  • ビザ待ちの間は Wise のデビットカードで対応

銀行口座開設条件や必要書類などは変更されることがあります。またマレーシアでは支店や担当者によって案内内容が異なるケースもあります。本記事は執筆時点の情報・実体験をもとにまとめていますが、最終的には必ず各銀行へ直接ご確認の上、ご自身の判断でご利用ください。

この記事は情報提供を目的としています。最新情報は各銀行の公式サイトまたは窓口でご確認ください。